まだらに灰色

発達障害グレーゾーンと判定された息子と歩む日々をつづります。当面はおもに、TMS治療の経過についての記録。※本ブログの内容はあくまで個人の主観であり、記載の検査や治療の有効性を示すものではありません。

TMS1回目

本記事では、実際のTMS治療の様子を記載したいと思う。

位置特定のための計測

治療室に案内されたあと、2名の技士の方がきて、赤ペンとメジャーをつかって、頭囲などを測りながら、マーカーで何カ所か印をつけていく。つけた印は、治療後、次回以降に使用するために特許技術(レーザ光的なものと方眼紙的なもの)を用いて記録後、アルコールで消してくれる。

アルコールに弱いかどうかの口頭確認も行われるので、問題のある人は伝えるとよいと思う。

TMS治療の実態

治療は、リクライニングチェアをほぼ水平に倒して実施される。

計測した、照射位置に照射機器が当たるように固定し、1回につき、1箇所20分間の照射を行う。カチカチと音を出しながら、おそらく2秒に1回、600回の照射である。1回、37.25円。そう考えると安い気もしてくる。

被験者からすると、ピンポン玉がポンポンと頭に当たる間隔らしい。痛くはないそうだ。息子からは、なぜか途中でもっと強くしてという要求があった。

照射が始まると、少し部屋を暗くして、技士の方は呼び出しボタンを押して部屋を出ていく。リラックスして施術を受けられるということらしい。

ただし、ADHDの子供が20分もじっとしているはずはなく、ずれてしまう。ずれたときはボタンで呼び出せば対応してくれる。

初回は、左前頭部への照射であった。

照射後、照射位置を記録して1回目の施術は終了。次回からは、最初に記録室に行き、照射位置を特定してから施術に入るそうだ。照射位置は、都度変更になるとのこと。

1回目、治療後の様子

特に変化は感じられなかった。その夜もよく暴れた。就寝前もよく暴れた。唯一、気になったことと言えば、異様にトイレに行ったことだ。

予約は専用アプリで

2回目以降の予約は、スマホの専用アプリで行う(PC版もあるかもしれない)。

治療の適正な間隔は、よく質問を受けるが、人それぞれとしか答えようがないらしい。1週間から1ヶ月空けての人が多いとのこと。なお、うつ病への照射は、ほぼ毎日行うのだそうだが、発達障害特性にはそれはあまり効果がでないので、勧めないとのこと。

標準の2週間にするか悩んだが、現在の状況が苦しく、少しでも早く抜け出したかったのと、休校等で時間がとりやすいため、まずは1週間で通ってみることにした。

が、予約サイトを見てみると、1週間後の土日は空きがなかったので、やむを得ず2週間後の予約をいれた。なお、予約は2コマ分入力しておくことができる。

予約の状況は、キャンセルが出るなどでよく変更となる。結局、数日後、最初の施術から1週間後の日程が空いたため、予約をいれなおした。同じような動きの人が多いのか、予約は2週間前に埋まる傾向が見て取れる。

現時点では、2週間後の予約は時間帯にそこまで拘りがなければ、ほぼ問題なくとれるのではないだろうか。

私も受けてみたい

子どもの様子をみていたら、私自身も検査や治療を受診してみたいと思った。子供がどんな間隔でいるのか把握しておきたい。子供が8回で劇的に改善したら、そのチケットを私が利用することはできるのだろうか。